子供のころにやったラジオ体操を思い出してください。最後に必ず深呼吸をやりますよね。それとラジオ体操第一の冒頭に背すじを伸ばす動作をしますが、そのときも腕の動きと同時に、息をゆったりと吐き、吸うことが推奨されています。日本国民のもっともベーシックな体操でも、呼吸の大切さが強く意識されているということです。
イルチブレインヨガのトレーニングにおいても呼吸は一番の基本です。息を吸いながら動作をとると力が養われ、吐く息と同時に体を伸ばすとストレッチ効果が大きくなります。ふだんできないポーズも、呼吸を上手に組み合わせることでできることがあります。また、メンタル面でも深い呼吸にはイライラや不安を鎮める効果があります。呼吸によって体と心の両方がリラックスできるのですね。
とはいえ「我流でやってみたけど、なかなかよくわからない」という方が多いのが呼吸。とくに長年の浅い呼吸が習慣として身についてしまっていると、自力で挑戦するだけでは手ごたえをつかみにくいかも知れません。
イルチブレインヨガでは、ヘンゴンという独自の呼吸法を行っています。5段階に分かれていますので、初心者の方でも段階を追って習得できます。