体内を流れる血液は、一定の法則にしたがって全身を流れるとされます。その法則の一つは、「人体エネルギーの消耗に合わせて血液が供給される」ということです。例えば、食事をすれば血液は胃腸に集まり、頭脳を使えば、血液は頭脳に集中的に集まります。

「ながら食事」が良くないと言われている理由は、何かをしながら食事することによって、胃腸に集まるはずの血液が他に部位にまわされてしまい、胃腸によけいな負担がかかってしまうからです。

血流の良し悪しは、生活習慣によって体質として根付いている面もあり、急に変えることは難しいといいます。たとえば、日ごろ体を動かしていない人が急にマラソンを始めたとしましょう。走るために必要な足の筋肉に血液がたくさん送られますが、これによって通常送られるべき臓器への血液が不足してしまいます。ランニングしてわき腹に激痛がはしったりするのは、お腹の臓器への血液供給が足りていないから、という場合が多いようです。

日ごろから血流がスムーズであれば、仕事で脳を酷使しなければならないときも、脳への酸素供給がしっかりと行われ、かつ、全身にもくまなく栄養が行き届きます。血液の流れは、私たちの健康だけでなく、仕事のパフォーマンスにも影響を与えるということですね。

日ごろの適度な運動で、血液がスムーズに流れる体質づくりに励みましょう。へそヒーリングやつま先たたきなど、体の要所を刺激する健康法もおすすめです。

『イルチ健康法』より

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