止感トレーニングは、イルチブレインヨガの脳トレーニングのひとつです。
止感トレーニングで体の気エネルギーを活性化させると、心も体もリラックスしていきます。
今回は、止感トレーニングの方法とその効果をご紹介します。

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■止感トレーニングとは

止感トレーニングは、エネルギーを感じることを通じて、感情と思考を止める脳トレーニングです。

なぜ、感情と思考を止めるのでしょうか?
それは、静かで穏やかな心を得るためです。
心を穏やかにすることで、自分自身の内部意識へと深く入っていくことができます。

きらめく湖面のように、静かで穏やかな心―――。

心のあるところに気エネルギーが集まり、気のあるところに血が集まり、血のあるところに「精」(せい)が生まれます。
精とは、物質のこと。心が体や物質の変化を作り出します。

イルチブレインヨガでは、この現象を「心気血精」(しんきけっせい)と呼んでいます。

■止感トレーニングの効果とは?

止感トレーニングをすると、心と体がリラックスし、澄んだ意識を取り戻すことができます。
脳波は、リラックスした状態を示す「アルファ波」に切り替わります。
まるで寝ているかのようなリラックス感。
終わった後は、頭がスッキリし、心が楽になります。

■止感トレーニングの実践方法

止感トレーニングの動作は、とてもシンプルです。
それでは、実際にやってみましょう!

<手のひらをこする>
右の人差し指で、左の手のひらをこすってください。
時計回りに、円を描くように動かします。
すると、だんだん熱を感じてきます。
ピリッとした刺激や、なにかが巻きつくような感じがしたら、それが気の流れです。
同じように反対の手でもやってみましょう。

<きらきら星の動きをする>
次に、両手を頭の横で振ります。
ちょうど「きらきら星」を歌っている時のような動きです。
1分間ほど、速く動かしてください。
手に意識を集中させながら振り続けます。
すると、次第に指先からエネルギーを感じることができます。

<エネルギーボールをつくる>
次に、両手を胸の前に置きます。
両手の間隔は5センチほど開けてください。
そして、両手を近づけたり広げたりします。
手と手の間の感覚に集中しているうちに、空間にエネルギーが生まれ、それが大きくなったり小さくなったりするのを感じます。
これが、あなたのエネルギーボールです。

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<ボールを持ち上げる>
今度は、エネルギーボールを持ちあげます。
エネルギーボールを作った手を上げたり下げたりしてみましょう。
手の上に、空気の重さを感じるはずです。
わたしたちは、常に空気の中で生きているのに、普段はその重さを感じることができません。
しかし、イルチブレインヨガの止感トレーニングで集中度を高めると、いつもは感じない空気の重さすら、感じることができます。